介護ロボットを開発しているメーカーは増えてきています。今までは産業ロボット専門に開発していた企業が、そのノウハウを生かした介護ロボットを開発するなど、このような企業は今後も増えてくるのではないでしょうか。

しかし、開発をしている企業も介護の経験がなかったり知識が少ないことで、遅れをとることも少なくありません。介護に関するノウハウのない企業は、実際に開発中の介護ロボットを使用したり、改善を繰り返すことで開発を進める必要があるため、介護施設に協力を求めることが必要があります。

これは介護ロボットを導入したいが、費用がかかるため思案してる介護施設にとっても大きなメリットとなっています。介護ロボットを利用することもでき、また開発メーカーに協力することで社会への貢献にもなるからです。介護のノウハウを手に入れたい企業側、また介護ロボットを導入したいが費用面がネックになっている施設側、双方にとってメリットになっているのです。

このように開発メーカーの介護ロボット開発に協力したいと考えている施設は、メーカーのホームページで公募の案内が出ているため、チェックしておくと良いでしょう。また近くに医療機器開発のメーカーがあれば、関連業界に協力を求めているイベントの開催や会社見学を行っている企業もあります。常に情報を得るようにしておくと、このような情報は意外と多く入手することが可能です。人材不足も心配されている介護業界の問題を解決すためにも、このような形で貢献することは大切と言えるでしょう。